JAPEX収穫品 地域限定時代の速達便(兵庫・芦屋) | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

今年のJAPEXは駆け足参観を余儀なくされたため、ゆっくりマテリアルを物色する時間はありませんでしたが、そのような状況にあっても会場の内のブースで少し収穫がありました。

 

画像は1934(昭和9)年1月12日に京都五條局から兵庫県武庫郡芦屋あてに差立てられた速達書留書状です。

 

料金は書状3銭+速達8銭+書留10銭=計21銭です。

 

芦屋局の到着印も押捺されています。

 

芦屋局管内は、昭和8年7月1日から速達が実施されましたが、その使用例は殆ど見かけません。当然これまで未収でしたので、思わぬところで入手が叶いありがたいことでございます。